整体師になるために大学へ通うのはアリ?整体学校との違いも解説

公開日:2025/02/15  

大学進学

整体師を目指す際、大学へ進学するべきか、専門学校や整体学校へ通うべきか、迷う方も多いでしょう。選ぶ際には資格制度や教育機関について正確な情報を持つことが、整体師としてのキャリアを成功させるための第一歩です。本記事では、大学と整体学校の違いやメリット・デメリット、おすすめな方の特徴を詳しく解説します。

整体師になるためのルートは多種多様

整体師になるためには、特定の国家資格を必要としません。多様な学びの場が存在し、整体師を目指す人々には複数の選択肢が開かれています。その一方で、国家資格がないため、医師や理学療法士とは異なるルートをたどらねばなりません

整体の技術を学ぶためには、専門学校や整体学校に通うのが一般的です。しかし、近年では、整体に関連する知識をより深めるために、大学に進学する人も増えています。

整体を大学で学ぶメリット

整体師を目指す際に大学へ進学する選択肢には、いくつかの大きなメリットがあります。

幅広い知識を学べる

大学では医学や解剖学、理学療法やスポーツ科学などの幅広い知識を深く学べます。人体に対するより総合的な理解が深まり、施術の際に高度な知識を活用することが可能です

社会的信用度が高くなる

大学の卒業資格は、日本社会において非常に高く評価されます。将来的に独立して整体院を開業したり、他の医療系機関での就職を目指したりする際に有利に働きやすいです。とくにスポーツ関連の整体やリハビリテーションの分野では、大学での専門的な知識が強みとなり、幅広いキャリアの選択肢が広がります。

人脈を広げやすい

大学への進学で得られる人的ネットワークも大きなメリットです。将来的に整体業界だけでなく、医療やスポーツ分野でのコネクションを築き、さまざまな職業への道が開ける可能性があります

整体を整体学校で学ぶメリット

整体学校は、整体の実践的な技術を学ぶための専門的な場です。メリットには以下のようなものがあります。

整体師としての技術や知識を短期間で習得できる

整体学校は1~2年で卒業できるため、早く現場に出て働きたいという人にとって非常に効率的な選択肢です。体のバランス調整や筋肉のケア、ストレッチ技術など、実際の施術に直結する知識と技術を集中的に学びます。本当に整体師に必要なカリキュラムを、素早く確実に学ぶことが可能です。

実践向きのスキルを身に付けられる。

整体学校では、少人数での実習が多く取り入れられており、実際の施術を手取り足取り学ぶことができます。卒業後は即戦力として現場に出る準備が整いやすく、すぐに整体院やリラクゼーション施設で働けるのは大きな魅力です。

業界ニーズを抑えたカリキュラムが充実

整体学校のカリキュラムは、業界のニーズに合わせて日々アップデートされています。最新の技術や知識を、確実に得られる点も強みです。

大学と整体学校の違い

両者の違いは学ぶ内容や期間、そして費用にも現れます。以下では、それぞれの学校の違いについて詳しく解説します。

大学で学ぶ場合

大学は、通常4年間の学習期間が必要です。この期間中は整体だけでなく、幅広い分野の知識を総合的に学びます。そのため、施術技術の習得に関しては専門学校や整体学校に比べて、やや遅れをとる可能性を加味しなくてはなりません。

しかし、知識の幅が広がるため、施術の裏付けとして理論的な背景を獲得できるようになります。なお、大学は4年間で数百万円の学費がかかる場合が多いです。

整体学校で学ぶ場合

整体学校は通常1~2年程度のカリキュラムであり、短期間で整体師としてのスキルを身に付けられます。このため、早く仕事に就きたい人や、施術の技術を中心に学びたい人に適しています。

ただし、整体学校では理論的な学びよりも実践的なスキルに重点が置かれるため、解剖学や運動学などの基礎的な知識は大学に比べて浅くなる傾向があります。整体学校は、大学に比べて費用が抑えられる場合が多いです。

整体学校と大学どちらを選ぶべきか?

整体師になるために大学へ進学するか、それとも整体学校を選ぶかは、最終的には自分のキャリアの方向性によって決まります。もし、将来的に独立して整体院を開業したい、あるいは早く整体師としてのキャリアをスタートさせたい場合は、整体学校が適しているでしょう。

短期間で実践的なスキルを習得し、すぐに現場で活躍できる準備を整えられるでしょう。一方で、整体以外の知識や、より幅広いキャリアの選択肢を持ちたい場合、大学での学びが役立ちます。

とくに、リハビリやスポーツ関連の分野に興味がある場合や、将来的に研究職や教育職を視野に入れているのであれば、大学での幅広い学びが強みとなります。また、整体師として働く際にも、大学で培った理論的な知識がバックグラウンドとして役立ち、患者に対する説明や信頼性を高められるでしょう。

まとめ

整体師を目指すためには、大学や整体学校という2つの選択肢があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。大学では幅広い知識と社会的な信用を得られる一方で、整体学校では短期間で実践的なスキルを習得できます。どちらを選ぶかは、自分のキャリアビジョンやライフスタイルに合わせて慎重に決めることが大切です。どちらの学校を選ぶにせよ、整体師として成功するためには、学んだ知識や技術を現場でどれだけ活用できるかが重要です。大学や専門学校で学び、積極的に経験と技術、知識を身につけて、整体師としての自分のキャリアをスタートさせましょう。

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